家サウナのつくりかた


目次

  • 対象読者
  • 家サウナの構成
    • サウナ
    • 水風呂
    • 外気浴
  • 3ヶ月使ってみた感想

対象読者

・サウナが家にあったらいいなと思っている人

・具体的な構築方法や費用・使ってみて実際どうなのかを知りたい人

家サウナの構成

サウナを楽しむ構成要素は以下の3つなのですが、それぞれの要素をSauna Kanitでどう実現したかを説明してゆきます。

  1. サウナで身体を温める

 2. 冷たい水で身体を冷やす

 3. 温冷浴でたかぶった神経を落ち着かせる

1. サウナ

家庭用サウナは検索すればいくつか見つかるのですが、

私は以下の理由でMETOSさんにお願いすることを決めました。

 ・大好きな神戸サウナのフィンランドサウナをプロデュースしている

 ・SaunaSoppiというフィンランドサウナのグッズショップを運営している

 ・大阪に営業所がある

METOSさんの家庭用サウナには「クリマ」「モリス」の2種類があります。

ラドルで剥き出しのストーブにロウリュしたかったので「クリマ」にしました。

METOS プライベートサウナ「クリマ」:

https://metos.co.jp/pages/home-sauna

1名用もありますが、2-3名用でやっと一人寝そべることができる広さなので、

1人で使用するばあいでも2-3名用をお勧めします。

費用は断熱工事・電気工事・サウナ組み立て全て込みで約2,000,000円でした。

2. 水風呂

サウナで身体を温めた後には冷やす必要があります。

冷やすことができれば、別に水風呂でなくても大きな冷凍庫のようなアイスサウナでも良いですし、

外に冷たい川があるのならそこに飛び込めば良いのです。

でもSauna Kanitは住宅街の小さな戸建なので、

普段のお風呂としても使っているユニットバスに水を貯めるのがスペース的に現実的だと思い、なんとか水を冷やせないかを調べました。

水道水は外気温と同じくらいの温度なので、水を張っただけでは十分身体を冷やすことができません。

家庭用の水風呂専用機器は、私が調べた限りでは販売されていないようでした。(2022年現在)

ネットで調べまくったところ、ゼンスイさんの観賞魚用大型チラーがヒットしました。

チラーを応用したゼンスイさんの水風呂専用ページ:

ユニットバスに水風呂装置を接続するには大切な要件があります。

 ・ユニットバスには窓があり、外にチラーを置く平らなスペースがあること

です。

それでは実際の水風呂装置の構成をご紹介します。

チラー

ゼンスイ クーラー ZRW400

日本製だとかなり高かったので中国製にしました。

ヘアキャッチャー

ミヤコ ヘアキャッチャー SHCS

ポンプを守るためのごみ受け。必須ではないらしいけどポンプの寿命を延ばすためにも付けることにしました。

ポンプ

SANSO ポンプPSZ

水を循環させるための装置です。

費用はクーラー、ヘアキャッチャー、ポンプ本体と水道工事費諸々込みで

約1,000,000円でした。

外気浴

水風呂で身体を冷やした後は昂った神経を鎮めるためにしばらく休憩するスペースが必要です。

SaunaKanitはサウナ・水風呂の横に4畳ほどの小さなスペースを確保し、大好きなColemanのインフィニティチェアを置いています。

Coleman インフィニティチェア:

https://ec.coleman.co.jp/item/2000033139.html

3ヶ月サウナを使ってみた感想

サウナは一人で静かに入りたいと思っているので、それが満たされて嬉しい。

家庭用サウナも水風呂もサイズは小さいけど機能的には大満足。

ロウリュも毎回好きな香りを選べるし、水風呂に頭をつけても大丈夫。

もしかしたら数年後マンネリ化するかもしれませんが、

思い立ったら深夜だろうがすぐ入れる安心感はかなり良いです。

以下は疑問に思われそうな事柄をQAにまとめたものです。

もしよければ参考にしてみてください。

Q.総額いくらぐらい?住宅ローンに組み込めるの?

A.工事などもろもろ込みで約3,000,000円です。

住宅購入と一緒に工事を行う場合であれば住宅ローンに組み込むことができます。詳細はリノベーション会社などにご相談ください。

Q.納期はどれぐらい?

2022年現在、サウナの納期は10か月ほど見ておく必要があります。

Q.入る前の準備にどれぐらい時間がかかる?

A.1~4時間です。

サウナ:約1時間で100℃に達します。

水風呂:夏場一番暑い時:15℃に水を冷やすのに4時間ほどかかります。

春・秋    :1時間ほどです。

冬場一番寒い時:まだ経験していないのですが水温が15℃以下ならチラーをつけなくてもいいです。

Q.電気代はどれぐらい?

A.一回2、3時間使用でサウナ・水風呂合わせて500円いかないぐらいです。

Q.メンテナンスは大変?

A.大変ではありません。

サウナ:使うたびに固く絞った雑巾で拭きます。

水風呂装置:月一ぐらいでヘアキャッチャーにゴミが溜まっていれば掃除します。エアコンの室外機と同じで汚れが気になれば拭きます。

Q.普通のお風呂には入れる?

A.入れます。チラーにつながる配管が少し邪魔ですが慣れれば気にならないです。もし、追い焚き機能を使わないのであれば、お風呂の水張りのための壁の中を通っている管とチラーと繋げることもできるらしいのですが、私は追い焚き機能を使うのでやめておきました。

実物を見てみたい方はぜひ、Sauna Kanitの見学にお越しください!

お問い合わせ方法:インスタグラム @saunakanit へDM